「サムライクリック」というASPサイトをご存じでしょうか。

専業のアフィリエイターであれば一度は目にしたことがあるかもしれません。

ASPとは「アフィリエイト・サービス・プロバイダー」を略したもので、簡単に言えばアフィリエイターと広告主をつなぐサービス業者のことです。

広告主(企業や個人事業主)の商品あるいはサービスをASP業者がアフィリエイター(紹介者)へ提供し、アフィリエイターが紹介したものをユーザーが購入・利用することで、ASP業者からアフィリエイターへ報酬が支払われる仕組みとなっています。

上記のASP業者に属するのが「サムライクリック」というわけです。

「A8.net」「もしもアフィリエイト」など数多くのASPが存在していますが、その中でも「サムライクリック」はオンラインゲーミング…いわゆるオンカジやブックメーカーのアフィリエイトに特化したASPとなっています。

サムライクリックの強みは何といっても、継続的な報酬体系を採用していること。

「半永久的に収入を得られる」という理想的な仕組みがアフィリエイターを魅了し続けていますが、近年この行為に危険が及び始めています。

オンカジを含むギャンブルに関する法改正

危険が及んでいるというのも、理由はつい最近公布された法改正の中にあります。

令和7年(2025年)6月25日に「SNS等でオンカジへ広告誘導する行為を禁止する」という法改正が行われています。

今のところ明確な罰則は定められていないものの、今後何かしらの処罰が設けられることが予想されます。

そのため、オンカジやブックメーカーのASPを主軸としたアフィリエイターにとっては非常に危険な状況と言えるわけです。

サムライクリックが提供するアフィリエイト報酬

今一度、サムライクリックの報酬体系についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。
先ほど「継続的な報酬体系」と記載しましたが、アフィリエイト業界では「ライフタイムコミッション」と呼ばれます。

ユーザーが商品を購入したことで報酬が発生する…といった一度きりの報酬ではなく、ユーザーが紹介したサービスを利用し続ける限り報酬が発生し続けるという仕組みになっています。

サムライクリックが取り扱っているのは主にオンカジとなっていますから、この場合は紹介によってオンカジに登録したユーザーがオンカジ内のゲームで遊んでくれればくれるほど、アフィリエイターの収入が増えていくのです。

人気の高いオンカジでは初回入金ボーナスや入金不要ボーナスといったウェルカムボーナスも用意されているため、アフィリエイターとしても紹介がしやすくなっています。

また、サムライクリックは2ティア制度という報酬体系も導入しています。

2ティア制度とはアフィリエイトの紹介制度のこと。

他のアフィリエイターにサムライクリックを紹介し会員になってもらい、なおかつ紹介したアフィリエイターが報酬を獲得すると紹介元であるアフィリエイターにも報酬が発生するというものです。

つまり、自分が紹介したアフィリエイターの報酬がさらに自身の報酬をプラスに引き上げてくれるのです。

こういった面から、サムライクリックは長年指示されているわけですね。

サムライクリックを利用する危険性は?

結論から述べますと、残念ながらサムライクリックはかなり危険だと言えます。

説明せずとも分かるかと思いますが、サムライクリックはオンカジやブックメーカーをメインにしているASPです。

オンカジまたはブックメーカーを紹介しユーザーにオンカジの登録を促すわけですから、今回の法改正に抵触する可能性がかなり高いと言わざるを得ません。

以前サムライクリックでは「海外のオンラインカジノを利用することは賭博罪として成立しない」といった旨の記事を掲載していましたが、現在削除されているところを見るとサムライクリック側も極めてグレーと考えているのでしょう。

サムライクリックを主軸にしていたアフィリエイターにとっては非常に手痛い改正案といえます。

この法改正が施行されるのは9月25日ですから、それまでに他のASPに乗り換えるのが一番安全かつ無難な選択なのではないでしょうか。

自身のアフィリエイト活動を見直してみる良い機会なのかもしれませんね。