最近、オンラインカジノ(オンカジ)に関するニュースをよく耳にするようになった。

「オンカジ利用者が逮捕」「違法性が明確化」なんて言葉を聞くと、「自分も危ないのか?」と不安になる人も多いはずだ。

オンラインカジノは、海外のライセンスを持つ合法的なサイトがほとんどだ。

しかし、日本国内では法律上の解釈が異なり、取り締まりが厳しくなってきているのが現状。

実際に逮捕者が出ている以上、何も知らずに遊んでいると危険な目に遭う可能性もあるぞ。

そこで今回は、なぜ取り締まりが強化されているのか、どんなリスクがあるのか、そして安全に楽しむためのポイントを分かりやすく解説していく。

オンラインカジノの取り締まり強化の背景

ここ数年、日本政府はオンラインカジノに対するスタンスを大きく変えてきた。

かつては「違法とも合法とも言えない」とされるグレーゾーンの扱いだったが、近年は明確に違法だと判断されるケースが増えている。

特に2021年以降、警察庁が「オンラインカジノは賭博罪に該当する可能性が高い」と発表したことで、取り締まりの動きが加速。

さらに、2022年には実際にプレイヤーが逮捕される事例も発生し、政府の本気度がうかがえる状況となっている。

過去の摘発事例を見ると、オンラインカジノ運営者に対するものが多かった。

しかし最近では、プレイヤー自身も摘発の対象になりつつあるのが特徴だ。

これは「海外のカジノサイトで遊んでいるだけだから大丈夫」という従来の考え方が通用しなくなってきたことを意味している。

一方で、海外ライセンスを取得して運営されているオンラインカジノ自体は、その国では合法だ。

そのため、「日本でプレイするのは違法だけど、海外なら問題ない」というケースもあり、この点が混乱を招いている原因の一つになっているようだ。

最近の摘発事例と法的リスク

実際に摘発されたケースを見てみると、2022年に大阪府警がオンラインカジノを利用していた複数のプレイヤーを逮捕した事例がある。

このときの罪状は「常習賭博罪」だった。

常習賭博罪とは、賭博を繰り返し行った場合に適用される罪で、単なる賭博罪よりも刑罰が重い。

逮捕された人たちは、海外のオンラインカジノで遊んでいただけのつもりだったが、日本の法律では「違法賭博に関与した」とみなされたわけだ。

このケースが示すように、たとえ海外ライセンスを持つカジノサイトであっても、日本にいながらプレイすれば賭博罪に問われる可能性がある。

しかも、一度だけならまだしも、繰り返しプレイすると「常習性」が認められ、より重い罪に問われるリスクがあるのだ。

また、オンラインカジノを利用する際、入出金の際に銀行口座や電子決済サービスを使うことが多い。

しかし、日本国内で違法とされるギャンブルに関連する金銭のやり取りは、 マネーロンダリングや資金洗浄の疑いを持たれることもある。

その結果、口座の凍結や金融機関からの取引制限を受けるケースも出てきているぞ。

国内のギャンブル規制と比較すると、競馬やパチンコは特別法で認められた合法的な賭博だ。

一方、オンラインカジノはこれに該当せず、違法性が明確化されつつある。

遊ぶ側も「知らなかった」では済まされない時代になってきていると言えるだろう。

オンカジを安全に楽しむためのポイント

オンラインカジノを楽しみたい人にとって最も重要なのは、リスクを理解し、違法行為に巻き込まれないことだ。

一つの方法として、お金を賭けずに遊ぶという選択肢がある。

オンカジの多くは「デモプレイ」機能を提供しており、実際に賭けなくてもゲームの雰囲気を楽しむことができる。

また「オンカジの入金不要ボーナス」を利用すれば、自分の資金をリスクにさらさずにプレイできる場合もある。

これなら違法性を問われることはないぞ。

また、海外での利用という選択肢も考えられる。

たとえば、海外旅行や出張の際に、オンカジが合法な国でプレイするのであれば問題はない。

ただし、この場合も日本国内からのアクセスが違法とされる場合があるため、事前に現地の法律を確認することが重要だ。

さらに、安全に遊ぶためには資金管理にも気をつけたい。

違法性以前に、ギャンブルには依存リスクがある。

無理のない範囲で楽しむ、負けても引きずらない、という基本的なルールを守ることが大切だ。