インストラクターへの道〜第4回「レッスン曲の背景を調べる」

Saiko&Kyomiが、フラのインストラクターになるために課されたお題との格闘をご紹介する「インストラクターへの道」。フラが上手になりたい人にも役に立つことが満載の内容を交代でしたためます。一緒に格闘してみませんか?

ALOHA☆さいこです。

今回は、「レッスン曲の背景を調べる」です。

フラは歌詞の意味を伝える踊りです。1曲をフラで表現しきるためには、歌詞の意味はもちろん、曲の背景・作者の思い・秘められたメッセージなど、行間も読み込む必要があります。

そのためには、曲の舞台となる地を実際に訪れて、自分の目でその景色を見て、自分の耳で波や風の音を聞いて、自分の身体で空気や温度を感じることが一番。

でも、現実は厳しい…。

じゃあ、ハワイに行けない人は、表現力豊かに踊ることはあきらめないといけないのかというと、そんなことはないはず。

今は、あらゆる情報がネットで手に入る素晴らしい時代。実際には行けなくても、「まるで行ったかのように」理解を深めることはできるはず。

ということで、まもなく開催するワークショップの課題曲「Hale’iwa Hula」の背景を、「今年の秋、オアフ島に行けることになりました。やったー!ならば、名曲Hale’iwa Hulaの舞台・ノースショアのハレイワタウンに足を伸ばしてみよー!」という妄想のもと、まるで行ったかのように思えるほどリサーチをしてみました。

結果は。

情景がリアルに思い浮かんで、リサーチ前よりも断然理解が深まりました。ハワイに行けなくても、できることはあります!そして、今回調べてみて、人を引きつけてやまないハワイの魅力をあらためて認識しました。ますますハワイに行きたい!!

私のリサーチを、「歴史や小ばなしを織り込んだハレイワ・ガイド」としてまとめましたので、よければ読んでみてくださいね。

1. ハレイワの位置と交通手段

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ハレイワ…オアフ島北部、ノースショア(サーファーの聖地)にある海辺のオールドタウン。古き良き昔のハワイの街並みが今でも残っている。南北に約2.5キロと小さな町には、B級グルメやサーフィン、遺跡や史跡など、見所が満載。ノスタルジックな雰囲気を味わいながら散策するのも楽しそう。

ワイキキからハレイワへの移動手段

レンタカー

時間を気にせず、行きたいところへ自由に行けるので、断然おすすめです。99号線で島の真ん中を北上するもよし、東周りで海辺沿いのドライブを楽しみながら行くのもよし。

日本で普通に運転できる(特に尼崎でできる)方は、ハワイでも難なく運転ができるそう。ちなみに私はゴールド免許のベーパードライバー。何とかせねば(なるのか?)

海外のナビ(GPS)は当たり前ですが英語。日本の親切なナビに比べると心もとない。「紙の地図、最強(by有木先生)」。不慣れな方は、紙の地図があると安心です。

料金は、保険を付けて5,000円/day あたりから。日本レンタカーで、オプションで日本語のナビを付けてもらい、現地の手続きは日本語ができるスタッフが対応となると、当然ですがお値段はアップ。予算と相談しつつ、rentingcarz.comなどで事前に予約しておきましょう。

【参考】国際免許証は必要?

ハワイ州では、アメリカに入国して1年以内に限り、日本の有効な運転免許証があれば国際免許証がなくても運転できます。が、事故や違反があった時、警察官が日本語を理解できずトラブルになりやすいため、取得していくほうがベターかもしれません。備えあれば憂いなし、ですね。

ザ・バス

アラモアナショッピングセンターの山側にあるバス停から、52番「Route 52 – Wahiawa Circle Isle」に乗って約1時間半~2時間。料金はどこまで乗っても2ドル50セント(300円弱)。安いですが時間はかかります。おつりはもらえないので、小銭をぴったり用意して乗りましょう。

オプショナルツアー

運転は自信がない、かといってバスは時間がかかりすぎる、という方には、オプショナルツアーがおすすめです。出発前にネットや旅行代理店で予約することもできますし、現地でも申し込めます。ワイキキからの送迎付き日帰りツアーはたくさんありますので、スケジュールや予算に合わせて選びましょう。

【参考】VELTRA

13,000種類以上の海外オプショナルツアーを最低価格で予約できる現地ツアー専門サイト。24時間オンライン予約が可能で、参加体験談や口コミを確認できる。ノース、ハレイワのオプショナルツアーは50〜100ドルあたりの価格帯。

2. 旅行シミュレーション

関空発→ホノルル着は、デルタ、ハワイアン、JALが直行便を運航しています。伊丹空港から成田や羽田で乗り継ぐ行き方もありますが、関空まで行って直行便を使う方が便利で一般的です。

関空発はすべて夜便、21~22時台の出発です。所要時間約8時間のフライトで、ホノルル空港到着は、朝の10〜11時ころになります。

ハワイのホテルは、たいてい15時チェックイン。空港からワイキキへ直行しても、すぐに部屋へは入れない。ならば、空港でレンタカーを借り、到着したその足でハレイワタウンへドライブ!(あくまで妄想ですが…)

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さぁ、ここからは、先日ハワイのクムの元へレッスンに行っていた有木先生が実際にハレイワを巡って撮ってきた、撮れたての写真とともにお送りします!

3. ハレイワを巡る

グルメ

ガーリックシュリンプ

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ノースショアと言えば、ガーリックシュリンプ。カフクというエリアでエビの養殖が盛んなことから、ノースショア名物のB級グルメとして有名です。いくつものシュリンプワゴンが出ていますので、食べくらべるのも楽しそうです。

Kua ‘Aina

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腹ぺこサーファー御用達のハンバーガーショップ Kua ‘Aina。いつ行っても混んでいて、お昼時は、注文してから料理を受け取るまで30分かかることもあるほどの人気店。今や日本にも数十店舗あります。おすすめは、アボカドバーガーだそうです。

マツモトシェイブアイス

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ハワイ風かき氷のマツモトシェイブアイス(Matsumoto Grocery Store)。単なるかき氷屋さんではなく、もはやハレイワの主要観光スポットですね。開業時は食料雑貨店でしたが、シェイブアイスが大人気となり、現在はアイスがメインとなっています。オリジナルTシャツや土産物の販売もしています。

こちらは店内の様子。改装されて、広くてきれいになりました。何にしようかな〜(妄想です…)。

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フリフリチキン(Ray’s Kiawe Broiled Chicken)

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土日祝だけ営業する絶品炭火焼チキン。チキンを回転させながら焼くことで余計な油が落ち、皮はパリパリで身はジューシーになるそうです。フリフリチキンの「フリ=huli」はハワイ語で「回転させる」という意味。その名の通りですね!

繁盛してますなぁ。

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Spaghettini

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ニューヨークスタイルのピザとパスタの店、Spaghettini (スパゲッティーニ)。メインストリート沿いにある有名店です。メニューは、ニューヨークスタイルの大判でサクサクっとしたピザ、手作りソースのパスタ、サンドイッチなど。ピザがおすすめです。

他にもたくさんのお店があります。自分の足でまわって、お気に入りを見つけたいですね。

遺跡・史跡

リリウオカラニ・プロテスタント・チャーチ

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マツモトシェイブアイスの向かいにあるのがリリウオカラニ・プロテスタント・チャーチです。ハワイ王朝最後の君主、リリウオカラニ女王の別荘がハレイワにあり、別荘滞在中に礼拝に訪れたのがこの教会です。当時はワイアルア・チャーチと呼ばれていました。

教会の中の様子。

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こちらの丸い時計はリリウが教会へ贈ったもの。

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この時計の特徴は、女王が文字盤の数字を自身の名前の文字に変えたこと。この時計の修理及び管理維持の方法を知る唯一の職人が亡くなって以降、この時計は止まったまま、もう動くすべが無いそうです。現代の専門家の知識を集結させたら動かせそう、と思うのは私だけでしょうか。リリウに思いを馳せながら訪れたい場所です。

クカニロコ・バースストーンズ

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こちらはハレイワではありませんが、ホノルルとハレイワを南北につなぐ99号線を少し脇に入ると、立ち寄ることができます。ちょうどオアフ島の中心「へその緒」に位置している高台です。クカニロコは、「Kakuhihewa」という有名なカヒコにも出てきますね。

クカニロコ・バースストーンは、その名のとおり古代オアフ島の王族(アリイ階級)が出産した石です。写真のずらりとならんだ石は、族長など重要な立会人が座るためのものだそうです。

出産に使われたバースストーンは、この木々の中にあります。

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椰子の木とユーカリが守るようにそびえています。近頃、芸能人がパワースポットとして紹介したり、子宝祈願にいいと書かれたガイドブックがあったりで、訪れて岩に触れる人も多いそうですが、現在でもここはハワイの人々のための聖地。本来よそ者は触れてはいけないのだそうです。

実際、写真を撮ってきてくれた先生も「近くで写真を撮る気になれず、なぜか早く立ち去りたくて仕方がなかった。本来は、選ばれた人のみが立ち入ることを許される神聖な場所なんだと実感。写真も、遠巻きにこの2枚を撮るのがやっとだったよー」とおっしゃっていました。

ビーチ

サーファーの聖地とも言われるノースショア、やっぱりビーチは外せません。ロコがサーフィンしている姿をのんびり眺めるだけで感慨深い気がします。

ノースショアにはたくさんのビーチがあります。

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どこもすごい透明度!

ノース1

 

ノース4

きれいな海を見ながらハレイワの空気を胸いっぱい吸い込みたいなぁ。

ノース3

 

さて、ハワイは車社会なので、15時をまわると主要な道路は渋滞が始まります。渋滞に巻き込まれないうちにワイキキへ戻り、ホテルへチェックインします。安心感と時差ボケで横殴りの睡魔が襲ってきますが、決して寝てはいけません。荷物を置いたら、ポシェット1つでワイキキへ繰り出しましょう!

写真19

ワイキキビーチを散歩して、ご飯を食べて、ホテルのバーで生演奏を聴きながらカクテルを飲み、ゆったり過ごしながら21時頃まで楽しんだならもう大丈夫。時差ボケもなく、次の日も朝から元気に活動できます。

こんな旅はいかがでしょうか?

4. ハレイワ以外の場所

Hale’iwa Hulaには、ハレイワの他にも地名がいくつか出てきます。曲の理解を深めるため、地名を解説します。

プアエナ(Pua′Ena) 

ワイアルア湾の岬。火の女神ペレがハワイ島キラウエアにたどり着くまでの途中に立ち寄った(一定期間を過ごした)とされている場所。

ワイアルア(Waialua) 

ハレイワの西に位置する小さな町。かつては、さとうきびのプランテーション産業でとても栄えた。

モクレイア(Mokule′ia)

ノースショア西側にある大変美しいビーチ。車以外でのアクセスが難しいことから、いつ行っても人が少ない穴場ビーチ。波際が岩場になっている箇所が多いため、海水浴には向いていない。

ハレイワホテル(Haleʻiwa hotel)

ハレイワにはかつて「Haleʻiwa hotel」というホテルがありました。当時はめずらしかった電話を備え付け、水廻りも近代的に設置、1つと同じ部屋は無く1室ごとに違う飾り付けがなされるなど、当時の欧米のホテルと比べても遜色がない、最高級のサービスを提供するホテルでした。鉄道も通じ、駅の前に位置したハレイワホテルは栄華を極めた時代もあったものの、時代の流れとともに衰退し、1952年に取り壊されました。 ホテル敷地跡は、現在レストランとなっています。

この曲の3番の歌詞「Kilakila ʻo Haleʻiwa」は、このハレイワホテルのことを歌っています。

5. まとめ

ハレイワには行ったことがないけれど、ハワイへの渡航経験も少ないけれど、それを嘆いても仕方ありません。少しでもカバーできるよう、今回のように1つ1つを丁寧に下調べしたり、地道に勉強を重ねて知識を深めながら、これからも真摯にフラに取り組んで行きたいと思います。

曲も振付も、とても素敵なHale’iwa Hula。今までは楽しく踊る側でしたが、来月のワークショップでは伝える側に立ちます。今回のリサーチを役立てながら、全力で伝えたいと思います!

ワークショップ無事終了しました。詳しい様子をコチラでご覧いただけます。

「気楽に、でも真剣に」フラを学べる場を

AHSは、かつてフラ教室を探していたときの私自身の願いをかなえるために作った教室です。開講から7年、気がつけば、明るく気さくな女性達が集う、風通しの良い場ができていました。

今の日々に漠然と物足りなさを感じている方、夢中になれる何かを見つけたい方。大人になった今だからこそ本気で取り組む習い事にフラはぴったりです。

よろしければ私達と一緒にフラを踊りませんか?
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