インストラクターへの道〜第2回「レッスン曲を決める」

Saiko&Kyomiが、フラのインストラクターになるために課されたお題との格闘をご紹介する「インストラクターへの道」。フラが上手になりたい人にも役に立つことが満載の内容を交代でしたためます。一緒に格闘してみませんか?

ALOHA☆きょうみです。

今回は、「レッスン曲を決める」です。

フラは、歌詞の意味を伝える踊りです。インストラクターとして伝える側に立つからには、歌詞の意味は当然、単語のひとつひとつまで完全に理解する必要があります。そのうえで、1曲に出てくるすべてのハンドモーションを、「何を表現しているのか」確信を持って説明できなければなりません。

そのために最も効果的な勉強として、「自分で曲を選んで、単語の意味を全部調べて、歌詞を訳して、振付けをするべし」というお題が出されました。

一度には書ききれないので、今回は、レッスン曲を決めるまでの過程をご紹介します。

第2回「レッスン曲を決める」

1.選曲の条件

長さ

私が担当するクラスは初級です。初心者の方が、「疲れないけど物足りなくはない」長さを考えました。

自分が踊るときに「長いなー」と感じることが多いのは、4分以上ある曲です。一方、2分台の曲は、忙しすぎて、おそらく初心者の方は「わたし、フラ踊ってる!」と実感する前に終わってしまいます。

これらをふまえて、3分程度の曲を探すことにしました。

テンポ

アップテンポな曲は、ステップを正確に踏むのが難しいうえ、あっという間に終わってしまうので、初心者の方の練習には向きません。スローな曲は、一見踊りやすそうに思いますが、踊りに「タメ」が必要となり、かえって難しくなります。

というわけで、実際に自分がステップを踏んでみたうえで、「早すぎず遅すぎず、丁度いい」と感じるテンポの曲を選ぶことにしました。

拍子

フラで踊られる曲は、ほとんどが4拍子ですが、2番と3番の間奏だけ2拍子足されたりしている曲も沢山あります。そうするとイレギュラーな動きが増えて、難易度が上がります。

初心者の方が踊りやすいよう、1曲をとおして4拍子であることを選曲の条件に加えました。

構成

フラソングで最もオーソドックスな構成は、「1番から4番まで。それぞれ2回ずつ繰り返す」というもの。

・フラの入り口として、まず定番のカタチを知ってほしい
・2回ずつ繰り返して踊ることで覚えやすくなる

そう思い、1番から4番までを2回ずつ繰り返す構成の曲にしぼることにしました。

さあ、これで選曲の条件が出そろいました。

・3分程度
・早すぎず遅すぎず、丁度いいと感じるテンポ
・1曲をとおして4拍子
・1番から4番までを2回ずつ繰り返す構成

幸い、手元には、フラを習いはじめてから7年間で入手したCDが山のようにあります。片っ端から聞きまくり、曲をしぼっていきました。

曲を絞ったら、次は、歌詞を見ていきます。

2.歌詞の条件

シンプルに、以下の2つを条件としました。なぜなら、ハワイアンソングの歌詞はどれも美しく、「こ、これはひどい…」と思うような歌詞を探すほうが困難だからです。

・ハワイ語であること

ハワイアンソングには、ハパハオレソングと言って英語で歌われている曲もあるのですが、まずはハワイ語に触れてほしい。そう思い、ハワイ語の歌詞の曲を選ぶことにしました。

・4番が「Ha’ina ia mai ka puana=物語は語り継がれます」の歌詞で始まること

このフレーズから始まる歌詞で締めくくるのが、ハワイアンソングの定番です。曲の構成でも述べたように、まず定番のカタチを知ってほしい。というわけで、4番が「Ha’ina〜」から始まる曲に絞りました。

3.レッスン曲決定

ここまでの条件をすべてクリアした曲のなかで、私が気になったのは「Pua Mana」という曲でした。

Huapalaで歌詞を見つけ、英訳をweblio翻訳様に和訳していただいたところ(いつもお世話になっております)、愛に満ちた幸せな一家の歌だと分かりました。

そして、歌詞の中に、フラの基本的なハンドモーションがたくさん出てきます。月、花、波、木、そよ風、香り、ささやく、堂々とした、土地、アロハ・・・どれも、よく使われるハンドモーションです。これは、次からの曲にも役立ちます。

というわけで、私のレッスン曲は、「Pua Mana」に決定!

4.誰が歌う「Pua Mana」にするか

「Pua Mana」は、ハワイアンの名曲として有名なので、たくさんのアーティストが歌っています。どうせなら、より素敵な「Pua Mana」で踊りたい!ということで、iTunesへ向かいました。

iTunesストアで検索すると、さすが有名曲。50曲以上出てきました。ですが、選曲の条件に合う曲となると途端に少なくなり、その中から次の曲を選びました。

Pua Mana
カテゴリ: ワールド


数あるハワイアンソングの中から厳選するのは、かなり時間のかかる作業でしたが、遂にたどり着きました!!

5.あえなくボツにした曲

今回、真剣に聞きこんでみて、あらためて、ハワイアンソングには素敵な曲がたくさんあることを再発見しました。いくつかご紹介します。

2番から3番への間奏が長いため、あきらめた「Pua Mana」です。

プアマナ
カテゴリ: ワールド


 

歌詞が英語だったため、あきらめた曲です。カジュアルな衣装で踊ったら楽しそう!

The Hukilau Song
カテゴリ: ワールド


 

歌詞の構成がオーソドックスな形ではなかったため、あきらめた曲です。難易度は高そうですが、いつの日か挑戦したいです!

Poliahu
カテゴリ: ワールド


まとめ

完成した状態で与えられたものを覚えるのとは違い、ゼロから全部を作る作業は、それはそれはそれはそれはそれは大変でした・・・が、理解度の違い、パねえ(半端ねえの略です)!

歌詞カード作りと振付についても後日ご紹介しますので、よければ読んでくださいね!

最初に書いたとおり、フラは、歌詞の意味を伝える踊りです。恋愛の歌、土地賛歌、家族愛の歌、漁師の歌、ドライブの歌… どんなストーリーも魅力的に伝えられる踊り手を目指して、生徒さんと一緒に、まずはこの曲に全力投球したいと思います。

「気楽に、でも真剣に」フラを学べる場を

AHSは、かつてフラ教室を探していたときの私自身の願いをかなえるために作った教室です。開講から7年、気がつけば、明るく気さくな女性達が集う、風通しの良い場ができていました。

今の日々に漠然と物足りなさを感じている方、夢中になれる何かを見つけたい方。大人になった今だからこそ本気で取り組む習い事にフラはぴったりです。

よろしければ私達と一緒にフラを踊りませんか?
うめはんアイキャッチ